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    みつばちの里 Honeybee Keeper

    『ニホンミツバチ』『里山の自然』についての情報源

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    蜂蜜の水分換算

    蜂蜜を始め、果物やジャムなど液体の糖分を示すのに”Brix”が用いられます。
    定義としては、「屈折率を、20℃のショ糖溶液の重量百分率濃度(W/W%)に換算した目盛(スケール)」ということらしい。
    糖度計などでもとめた”Brix”をもちいて蜂蜜の水分(%)を換算するには、以下の式に当てはめると大体の水分が分かります。

    水分=(-0.9675)×Brix+(95.8729)

    逆に”Brix”をもとめたければ、次の式をもちいてください。

    Brix=(95.8729-水分)/0.9675

    ちなみに水分は国際規格では20%、公正競争規約では20%、日蜂協の規格では22%と定めています。
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    | ミツバチ・はちみつのお話 | 22:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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    必殺!熱殺蜂球!

    秋になるとスズメバチの餌である昆虫が少なくなってきます。特に餌不足にみまわれたオオスズメバチはミツバチや他のスズメバチの巣の中のサナギや幼虫を狙って大挙して押し寄せ、巣を全滅させる猛攻を仕掛けてきます。

    ニホンミツバチは天敵であるスズメバチに対し、いくつかの対抗策をもっています。
    そのひとつが蜂球と呼ばれる行動です。はじめスズメバチが巣に近づいてもニホンミツバチはやたらに攻撃しません。集団で翅を震わせさざ波のような音を出します。しかし、スズメバチが逃げ出さないようなら、堰を切ったようにスズメバチを集団でおしくらまんじゅうのように取り囲み、蒸し殺してしまいます。このときニホンミツバチは胸部の筋肉を動かし自ら発熱しています。スズメバチはニホンミツバチより熱に弱いため、その温度差を巧みに利用した対抗策なのです。
    このような対抗策をもたないセイヨウミツバチは、むやみやたらにスズメバチに向かってゆき全滅させられることも多々あります。
    必殺!熱殺蜂球!
    2010/8/16

    こちらは蜂球の動画です。

    提供/週末養蜂家のニホンミツバチのおいしいはちみつ

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    「エキウム」蜂蜜、甲子園短大が国内初の採集…兵庫

    新たな蜜源に期待 「西宮の特産品に」

     甲子園短大(兵庫県西宮市瓦林町)で今春から取り組む高山植物「エキウム」による蜂蜜作りで、12日、蜂蜜の採集が行われ、30キロの蜜が搾り出された。

     エキウムの蜂蜜は国内初といい、甘いのにすっきりとした味わいで、色も澄んだ〈予想以上〉の出来に、関係者から称賛の声が上がった。

     土橋豊教授(園芸学)は2005年以降、同短大園芸実習場でエキウム・カンディカンス(高さ約2メートル)など数種類のエキウムを栽培しており、花を付けた07年頃に、蜂が周囲を飛ぶのを見て蜂蜜作りを発案。エキウム・カンディカンスの近くに今年4月、西洋蜜蜂4万匹が入った巣箱9箱を置いた。

     5月末に試験採集したところ、出来は上々だったといい、この日の本格採集では養蜂家らの協力を得て、巣箱から巣枠を取り出して機械で蜜を分離した。糖度は83%と高く、試験採集分を使ったロールケーキを試食した来場者は「すっとした舌触り」「後味がいい」などと感想を寄せた。

     すべての巣箱の蜂蜜を搾ると約100キロにもなる。エキウムの開花時期が長いことから「新たな蜜源になる」と期待する声も上がった。蜂蜜は研究などに使うほか、10月の大学祭で販売する予定。土橋教授は「年月をかけて栽培したものが形になって、とてもうれしい。将来、エキウムの蜂蜜が西宮の特産品になってほしい」と話した。
    (2010年6月13日 読売新聞)

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    キンリョウヘン(金稜辺)とニホンミツバチ

    キンリョウヘン(金稜辺)というシンビジウム系の東洋蘭の一種はニホンミツバチをおびきよせることで知られています。その誘引効果はすさまじくハタラキバチのみならず、普通は花を訪れないはずのオスバチまでもひきつけ、ついには分蜂群(巣別れした群)を丸ごとひきつけてしまうほどです。ニホンミツバチの養蜂家は巣箱に分蜂群を誘うためにこの強力な誘引効果を利用しています。
    キンリョウヘン

    群がるニホンミツバチ
    キンリョウヘンに集まるニホンミツバチ

    キンリョウヘン
    2010/5/11

    多くの花が蜜を出して虫を誘い、花粉の媒介をさせるのに対し、蘭の花は虫を誘う蜜を出しません。蘭の蜜腺は花外蜜腺といって花の軸などにあり、これはアリをおびきよせ花を守らせるといった目的のためにあるようです。しかし実際にミツバチはキンリョウヘンにひきつけられ、花にもぐりこみ花粉塊(ポリニア)を付けることになります。こうして花粉塊を付けたミツバチは花粉媒介の役目を負わされます。
    花粉塊(ポリニア)
    花粉塊(ポリニア)を付けたハタラキバチ

    ではいったいミツバチはなぜここまでキンリョウヘンの花にひきつけられるのでしょう?
    一説にはミツバチの集合フェロモンあるいは女王蜂のフェロモンに似た物質をキンリョウヘンの花が出しているとか・・・
    実際にキンリョウヘンから抽出された成分は「ニホンミツバチの誘引剤」として発明されているようです。

    こういったものを使えば簡単にニホンミツバチを捕獲できるようになるかもしれません。しかし、私はこのようなものが乱用されたり悪用されたりすることの方を危惧します。そしてこんなものを使わなくとも、鉢植えの蘭の開花を心待ちにしながら、分蜂の時期を迎えつつあるミツバチの気持ち(?)なんてものを考えているほうが、私にはよっぽど楽しく感じられます。

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    「蜂と神様」 金子みすゞ

    「私のつくったはちみつです!」と堂々と言う養蜂家はあまりいない。
    冗談まじりに、少し自嘲気味に「ミツバチがつくったのをもらってるんだ」と言う人もいる。

    ミツバチは花から蜜と花粉を頂く。花は虫たちに花粉を運んでもらう。
    人がレンゲの種をまく。植物は太陽と水と土に育てられる。森は小さな生き物を守り育む。

    ミツバチを見ているとそこから色々なものが見えてきます。


    蜂と神さま

    蜂はお花のなかに、
    お花はお庭のなかに、
    お庭は土塀のなかに、
    土塀は町の中に、
    町は日本の中に
    日本は世界の中に
    世界は神さまの中に。

    そうして、そうして、神さまは、
    小ちゃな蜂の中に。

    金子 みすゞ

    | ミツバチ・はちみつのお話 | 23:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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