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    みつばちの里 Honeybee Keeper

    『ニホンミツバチ』『里山の自然』についての情報源

    2010年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年04月

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    キンリョウヘン(金稜辺)とニホンミツバチ

    キンリョウヘン(金稜辺)というシンビジウム系の東洋蘭の一種はニホンミツバチをおびきよせることで知られています。その誘引効果はすさまじくハタラキバチのみならず、普通は花を訪れないはずのオスバチまでもひきつけ、ついには分蜂群(巣別れした群)を丸ごとひきつけてしまうほどです。ニホンミツバチの養蜂家は巣箱に分蜂群を誘うためにこの強力な誘引効果を利用しています。
    キンリョウヘン

    群がるニホンミツバチ
    キンリョウヘンに集まるニホンミツバチ

    キンリョウヘン
    2010/5/11

    多くの花が蜜を出して虫を誘い、花粉の媒介をさせるのに対し、蘭の花は虫を誘う蜜を出しません。蘭の蜜腺は花外蜜腺といって花の軸などにあり、これはアリをおびきよせ花を守らせるといった目的のためにあるようです。しかし実際にミツバチはキンリョウヘンにひきつけられ、花にもぐりこみ花粉塊(ポリニア)を付けることになります。こうして花粉塊を付けたミツバチは花粉媒介の役目を負わされます。
    花粉塊(ポリニア)
    花粉塊(ポリニア)を付けたハタラキバチ

    ではいったいミツバチはなぜここまでキンリョウヘンの花にひきつけられるのでしょう?
    一説にはミツバチの集合フェロモンあるいは女王蜂のフェロモンに似た物質をキンリョウヘンの花が出しているとか・・・
    実際にキンリョウヘンから抽出された成分は「ニホンミツバチの誘引剤」として発明されているようです。

    こういったものを使えば簡単にニホンミツバチを捕獲できるようになるかもしれません。しかし、私はこのようなものが乱用されたり悪用されたりすることの方を危惧します。そしてこんなものを使わなくとも、鉢植えの蘭の開花を心待ちにしながら、分蜂の時期を迎えつつあるミツバチの気持ち(?)なんてものを考えているほうが、私にはよっぽど楽しく感じられます。
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    | ミツバチ・はちみつのお話 | 22:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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    参考サイト・参考文献

    謝辞 参考にさせていただいたWEBサイト及び文献です。この場を借りてお礼申し上げます。

    ・ニホンミツバチ
    http://homepage3.nifty.com/jhb/index.htm

    ・国際情報学研究所論文情報ナビゲータ[サイニィ]/C116 ニホンミツバチとセイヨウミツバチ雄蜂の交尾飛行時間帯の相違 : 2種雄蜂混成群における種特異的な飛行(行動学)
    http://ci.nii.ac.jp/naid/110001088209

    ・ダーウィンが来た!生き物新伝説 「ミツバチお家騒動!」
     http://www.nhk.or.jp/darwin/program/program068.html
     http://www.nhk.or.jp/darwin/report/report043.html

    ・astamuse(アスタミューゼ)/ニホンミツバチの誘引剤
    http://patent.astamuse.com/ja/published/JP/No/2009227649

    ニホンミツバチの飼育法と生態 著者: 吉田忠晴

    ・週末養蜂家のニホンミツバチのおいしいはちみつ
    http://foodpia.geocities.jp/mituro36/index.html

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    ☆本☆黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語

    ☆黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語
    マリオ リヴィオ (著), Mario Livio (原著), 斉藤 隆央 (翻訳)
    早川書房
    まさにミツバチから宇宙まで…謎めいた比率を専門的にしかも分かりやすく解説。この本のおかげで、ダビンチコードで引っ掛っていた”おかしな講義”の謎も解けました!

    | おすすめグッズ・本 | 22:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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    「蜂と神様」 金子みすゞ

    「私のつくったはちみつです!」と堂々と言う養蜂家はあまりいない。
    冗談まじりに、少し自嘲気味に「ミツバチがつくったのをもらってるんだ」と言う人もいる。

    ミツバチは花から蜜と花粉を頂く。花は虫たちに花粉を運んでもらう。
    人がレンゲの種をまく。植物は太陽と水と土に育てられる。森は小さな生き物を守り育む。

    ミツバチを見ているとそこから色々なものが見えてきます。


    蜂と神さま

    蜂はお花のなかに、
    お花はお庭のなかに、
    お庭は土塀のなかに、
    土塀は町の中に、
    町は日本の中に
    日本は世界の中に
    世界は神さまの中に。

    そうして、そうして、神さまは、
    小ちゃな蜂の中に。

    金子 みすゞ

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    3月21日 巣クズを用いて誘引効果をねらう

    昨夜は激しい春の嵐!明けて今日は天気はよいのですが、風はまだ強い!
    巣箱が倒れていないか少し心配しましたが、無事でした。
    昨夜の嵐などまさにどこ吹く風といった感じ。
    森が小さな生き物を守っているのだなぁと感じる瞬間です。
    さて今日は昨年ミツバチの入らなかった待ち箱の掃除と再設定です。
    クモやムカデ、アリなどが住みついていましたが、とりあえず立ち退いてもらいます…
    カビやクモの巣はバーナーで焼いておきます。

    セイヨウミツバチ用巣箱をリサイクル。
    継箱の2段目だけに空の巣枠を入れて蜜蝋を塗った天板を乗せておきます。
    とりあえず採蜜のさいに巣が大きく崩壊するのを防げればよいので、
    巣枠どおりに巣を作ってくれなくてもドンマイです。
    セイヨウ巣箱をリサイクル

    甘い香りに誘われるのか、巣クズにミツバチが集まるのをよく見かけます。
    巣クズに誘われ

    誘引効果をねらい巣クズを巣門の前にばらまいておきます。
    巣門の直前には巣クズを塗りたくっておきます。
    昨年のしぼりかすなどを使ってもいいでしょう。
    巣門に巣クズ


    | ニホンミツバチ養蜂記 | 23:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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