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    みつばちの里 Honeybee Keeper

    『ニホンミツバチ』『里山の自然』についての情報源

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    キンリョウヘン(金稜辺)とニホンミツバチ

    キンリョウヘン(金稜辺)というシンビジウム系の東洋蘭の一種はニホンミツバチをおびきよせることで知られています。その誘引効果はすさまじくハタラキバチのみならず、普通は花を訪れないはずのオスバチまでもひきつけ、ついには分蜂群(巣別れした群)を丸ごとひきつけてしまうほどです。ニホンミツバチの養蜂家は巣箱に分蜂群を誘うためにこの強力な誘引効果を利用しています。
    キンリョウヘン

    群がるニホンミツバチ
    キンリョウヘンに集まるニホンミツバチ

    キンリョウヘン
    2010/5/11

    多くの花が蜜を出して虫を誘い、花粉の媒介をさせるのに対し、蘭の花は虫を誘う蜜を出しません。蘭の蜜腺は花外蜜腺といって花の軸などにあり、これはアリをおびきよせ花を守らせるといった目的のためにあるようです。しかし実際にミツバチはキンリョウヘンにひきつけられ、花にもぐりこみ花粉塊(ポリニア)を付けることになります。こうして花粉塊を付けたミツバチは花粉媒介の役目を負わされます。
    花粉塊(ポリニア)
    花粉塊(ポリニア)を付けたハタラキバチ

    ではいったいミツバチはなぜここまでキンリョウヘンの花にひきつけられるのでしょう?
    一説にはミツバチの集合フェロモンあるいは女王蜂のフェロモンに似た物質をキンリョウヘンの花が出しているとか・・・
    実際にキンリョウヘンから抽出された成分は「ニホンミツバチの誘引剤」として発明されているようです。

    こういったものを使えば簡単にニホンミツバチを捕獲できるようになるかもしれません。しかし、私はこのようなものが乱用されたり悪用されたりすることの方を危惧します。そしてこんなものを使わなくとも、鉢植えの蘭の開花を心待ちにしながら、分蜂の時期を迎えつつあるミツバチの気持ち(?)なんてものを考えているほうが、私にはよっぽど楽しく感じられます。

    | ミツバチ・はちみつのお話 | 22:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

    COMMENT

    Re: キンリョウヘンの誘引物質

    情報ありがとうございます!
    調べた結果、発明として登録(?)されているようです。
    記事の方も変更を加えました。

    | kane06feb | 2010/04/12 00:07 | URL |

    キンリョウヘンの誘引物質

    在来種みつばちの会のニュースレターをみていると、誘引物質の抽出をほぼ成功したとのことでしたよ。まだ商品化はしていないようですが・・。

    | wasabinouta | 2010/03/25 10:38 | URL | ≫ EDIT















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